ふつうはふつうじゃないマインド育成中

自分の知ってる範囲のことが当たり前になってしまう世の中、その常識を変えていきたい。

日本人の友達と英語で話す訳 【アメリカ留学体験記】

こんにちは。AKANOです。

皆さんお元気ですか。

 

今日は私の留学体験記を書いていこうと思います。

コロナ禍でも留学に行きたいと思っている人は

いると思いますし、

その気持ちをなくしてほしくないので、

留学生活への想像を膨らませる手助けができればいいなと思い、

体験談を書くことにしました。

 

今回は私が日本人の友達と英語で話す理由についてお話しします。

アメリカで出会った日本人の友達とは

日本語英語両方を使って会話をします。

日本語が通じるのにどうして英語を話すの?

と聞かれたことがあったので、

その理由をお伝えします。

 

 

私のバックグラウンド

まず私の背景からお話ししますね。

高校生までは地方の田舎で暮らし、

高校卒業後にアメリカの大学に進学をしました。

まずは小さな大学、その後もう少し規模の大きな大学へ転校し、

計4年で卒業をしました。

 

アメリカに行くまでは、

特に英語が話せたわけでも、

ずば抜けて得意だったというわけでもありません。

 

なぜ日本人と英語で話すのか

いくつかのシチュエーションが考えられるので、

分けてお話しします。

 

1.英語を上達させるため

英語を上達させるには母国語から離れて、

英語を話す環境に身を置かなくちゃ!と

考えたのが始まりでした。

 

まず、初めて渡米をして何に困ったかというと、

人とのコミュニケーションが全く取れないことです。

片言でしか話せないのに加えて、

相手が何を言っているのか聞き取ることができなかったため、

理解することも伝えることもできずにいました。

 

新入生(留学生)のオリエンテーションがあり、

チャペルで先生が話をしていたとき、

隣のネパール人の女の子に

「あのひとが何言ってるかわかる?」

とカタコトの英語で聞いてみました。

「え、これをこうしてこうって言ってるんでしょ?」

と返されましたが、

その子が何を言っているのか理解できませんでした。

自分で聞いたのに。笑

自分がわかっていないことは理解ができましたね。

英語が理解できない焦りをより強く感じるようになりました。

 

そのとき私は寮に住んでいましたが、

私は日本人の女の子とルームメイトになりました。

ただ、その子は英語が堪能で、

もともと英語圏で生まれ育ったんじゃないかと疑いたくなるほど、

流ちょうな英語を話していました。

部屋が一緒になった初日は、

お互い探り探り日本語で話していたような気がしますが、

数日たったところで私がいいました。

 

せっかくアメリカに来てるんだし英語で話さない?

 

そこから私たちの英語で話す日々が始まりました。

ルームメイトは一日の中でも多くの時間を共にする存在なので、

私の英語は一気に鍛えられました。

アメリカ人にはわかってもらえないような

私のぐちゃぐちゃな英語も、

日本語がわかる彼女からすれば読み取りやすく、

理解してくれるので、

とにかく話してみようと思えるようになりました。

 

半年たったころ、英語の先生には

「あなたがクラスで一番成長したわ!」

と言われましたし、

1年後に受けたTOEFL20点ほどスコアアップしました。

 

自分を英語を話さないといけない環境に置くために、

日本人とも英語で話す。

これははじめこそ言い出しにくいし、気まずい感じもしますが、

英語の上達にはぴったりの方法です。

 

2.日本語がわからない人に疎外感を与えないため

留学をしていると、日本人留学生と出会うことは

それほど珍しくはありません。

 

日本人同士で情報交換をしたり、

集まってパーティをすることもありました。

日本人しかいないときはもちろん日本語で話していましたが

一人でも留学生や現地の友達がいた場合は、

英語での会話を心掛けるようにしていました。

 

日本にいるとあまりこの状況が思い浮かばないかもしれませんが、

少し想像してみて下さいね。

 

あなたは留学生がとても多い学校にいて、

その中の一人と友達になったとします。

その友達が同じ国から来たほかの留学生と遊ぶので来ないかと誘われ、

あなたも同席することになりました。

すると、あなた以外の人たちは母国語で話し始め、

あなたは何も理解ができません。

さて、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。

 

疎外感を感じませんか?

 

日本人がアメリカに留学をしているのであれば、

現地の子はもちろんほかの国から来た留学生も含め、

共通語は英語のはずです。

誰も仲間外れにならないために、

日本人同士の会話でも英語で話すことで、

日本人以外の人が理解していない状態をなくすことができます。

そうすれば会話に混ざることもできますし、

グループ全体で話をすることができます。

初めてアメリカに来た時に、

周りで何が起こっているのかわからない状態を経験しているので、

私は日本語がわからない人がいる場では、

できるだけ英語で会話をするようにしていました。

 

3.英語と日本語で性格が変わるため

英語と日本語で性格が変わるってどういうこと?

と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、

ことばの性質が人をどう見せるかに違いがある

といった方が正しいかもしれません。

 

性格がどのように変化するかは

人によって異なりますが、

私の場合、日本語を話すときの方が丁寧で一貫してポジティブ、

英語を話すと、感情の起伏が大きくなる気がします。

リアクションが大きくなるし、

冷めるときはとことん冷めるというべきでしょうか、、、

 

私の知り合いの日本人にも

かなり性格が変わる人がいますが、

その人と話すときは英語で話すようにしています。

なぜなら、その人が英語で話すときの性格の方が好きだからです。

逆に日本語で話すときの性格はあまり好きではありません。笑

ええー同じ人で好き嫌いが変わるほど性格が変わるのー!?

という感じですが、変わるんです。本当に。笑

 

その人の場合は、

日本語で話すと少し自慢っぽい感じですが、

英語で話すとクールになります。

根っこは同じだとわかっていながら、

自慢っぽさを避けたいので、英語で話しかけちゃいます。

 

自分ではあまりわからないことかもしれませんが、

英語を話すようになって少し経つと

感じてくるかもしれません。

 

ちなみに私は英語が堪能といえるほど、

きれいな英語は話せませんが、

自分の性格の変化を感じるようになりました。

 

まとめ

日本人と英語で話すって少し不思議な感じがしますが、

それが普通になってしまえば特に違和感を感じなくなります。

実際に、周りから日本人同士でなぜ英語で会話をしているのか

と聞かれなければ、

意識して考えたこともありませんでした。

留学をするなら英語しか話してはいけない

と言っているのではなく、

過ごしやすい留学生活にしてほしい

というのが私の願いです。

 

こんなこともあるんだー程度で構わないので、

少しでも参考になれば幸いです。